いぬほちシーズンイラスト隠し倉庫 |
ここは今後TOPなどで使用予定、もしくは使用済みのイラストの倉庫です。 どんなシチュエーションかなどの簡単なストーリーを付けて保管してあります。 ストーリーは思いつくまま書いていますので、期待しないでくださいね。 |
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2004年1月1日作成 | |
これなんですの?? 雪が少し残る中、外にご主人と一緒にお散歩に出たいぬほちの目に、日頃見慣れぬ物が飛び込んできた。 「これなになに??」 いぬほちは見慣れぬ物体に駆け寄り不思議そうに見上げ、その物体の周りを回り観察を始める。 「最近はこう言うのを玄関の前に置くのが流行りなのか・・・」 少し遅れて来たご主人は、それを聞いて笑いを堪えながらいぬほちの横に立ちました。 「これはね門松って言うんだよ。その年の神様がこれを目印にその家に来て、この中をその間の宿にするんだって。だからその中にはひょっとして神様が今寝てるのかもしれないよ。」 「えっ!? じゃ〜起こしてあげなきゃ。もう朝だし」 そう言うといぬほちは鼻で門松の根元に軽く体当たりをしだしました。 ぐらぐら揺れる門松。だんだん揺れが激しくなってきます。 ご主人は慌てていぬほちを押さえ込む。 「そんな事しちゃダメ!!」 「何で? 朝だからって起こしちゃだめなの??」 いぬほちはなぜ怒られたのか訳も分からず、少し困惑しています。 「それはね・・・・」 いぬほちはご主人の目をじっと見つめ、その理由を待ちわびています。 「なんでなんで??」 「それは・・・・」 更に顔を近づけてくるいぬほち。 ご主人は・・・ 「それはね。昨日神様は宴会だったから今日は遅くまで寝てていいんだよ・・・」 それを聞いたいぬほちは少し考えた後、納得したからなのか嬉しそうな笑顔に変わっていきました。 その後もしばらく散歩をしばらくし、神社にいぬほちとご主人は一緒に行き初詣をし帰宅しました。 そして翌日。 今日も少し寒い中一緒にお散歩。 寒さは平気なのかいぬほちは昨日と同じ道を急ぎ足で歩き始めました。 そして到着したのは昨日見た門松。 ご主人の方をちらっと見た後、いぬほちは突然門松に向かって突進しだしました。 ごつん! 鈍い音と共に揺れる門松。 「なにしてるの!?」 ご主人は慌てていぬほちに駆け寄り突進を制止する。 いぬほちはキョトンとした顔でいいました。 「昨日は宴会で遅く寝てたんだから、今日はちゃんと起こさなきゃ。」 「神様はちゃんと起きれるから起こさなくていいんだよっ!」 「だって〜 昨日はそんな事言ってなかったよ」 「こらぁ〜〜!!」 家の中から揺れる門松を見たのか、窓が開き中から怒鳴り声が聞こえてきました。 その声にびっくりしたいぬほちとご主人は一目散に逃げ出します。 息が切れるまで走り、やっと家に到着しました。 玄関に入りお互いに顔を見合わせると、ご主人はいぬほちの顔を見て笑っていました。 なぜ笑われているか意味が分からないいぬほち。 「なんで笑ってるの?」 笑いながら部屋の方へ歩いて行くご主人。 「ねえねえ、なんで笑ってるの? なんでなんで? いぬほちはご主人の後を追いかけながらご主人と一緒に部屋に消えて行きました。 年の初めからトラブルいっぱいのご主人といぬほち。 これからも一緒に楽しく過ごせるといいですね。 |
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